小規模事業者持続化補助金はどうしたらもらえますか?

目安時間 6分

※この投稿は2020年5月24日にメルマガで配信した内容を投稿したものです。

 

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今日は小規模事業者持続化補助金について解説します。

 

小規模事業者と名前がついているだけあって、
従業員数の少ない企業や個人事業主が対象となっています。

 

商業・サービス業では従業員5人以下
宿泊業・娯楽業は従業員20人以下
製造業その他は従業員20人以下

 

が対象となっています。

 

最近話題になっている持続化給付金
とは違うことに注意してください。

 

もらえるお金の使いみちも、
持続化給付金はもらったお金を
何に対しても使うことが出来ます。

 

一方、持続化補助金は
お金を使える対象が決まっています。

 

具体的には販路開拓のための費用が該当し

 

・新しい製品を作ったり、
・今までとは違うお客さんに商品を売る

 

といったことにかかるお金に対して、
補助をしてもらうことができます。

 

例えば

・インターネット上での広告費用
・ホームページの作成やチラシの作成費用
・飲食店で新しいメニューを作成するための費用

 

なども対象になります。

 

持続化補助金は持続化給付金とは違い、
今回のコロナウィルスによる影響がある前から存在している制度です。

 

持続化補助金の制度は
一般型とコロナ特別対応型と2種類あります。

一般型が今まであった制度、

 

コロナ特別対応型はコロナ対策をする場合
一定の条件のもと、一般型よりも補助額が大きくなる制度です。

一般型は最大でもらえる金額は50万円までです。

 

それに対しコロナ特別対応型では
販路開拓の経費として最大100万円まで貰えます。

 

但し、コロナ対応に該当するためには、
補助金の額全体のうち6分の1以上が
以下の費用に該当する必要があります。

 

・サプライチェーンの毀損への対応
・対面型ビジネスモデルへの転換
・テレワーク環境の整備

 

さらにここ数日で決まったことですが、
各自治体の自粛要請が明けた後の
事業を再開するための費用に対して、
最大50万円まで補助が出ます。

 

例えば

・消毒、マスク、清掃
・飛沫防止のためのアクリル板

等にかかる費用に対して補助が最大50万円出ます。

 

つまりコロナ対応型では

販路開拓に対して100万円
事業再開に対して50万円

 

合計で最大150万円まで補助が可能となってます。

さらに今年創業した個人事業主や法人については
一般型でも最大で1,000,000円まで補助してもらえることになってます。

 

補助の対象が販路拡大のための経費と
非常に使い勝手が良いものになっています。

 

経営計画の作成など、
持続化給付金と比べると手間になる部分もありますが、
今後の販路拡大などを考えている個人事業主や経営者の方は
ぜひ申し込みを考えてみるのも良いかと思います。

 

今回の締め切りは6月の5日までと期間が短いですが
今後も8月7日・10月2日と何回かに分かれて募集が行われます。

 

今回の募集に間に合わない方も

次回以降の補助金の募集を検討してみて下さい。

 

詳しい内容はこちらをご覧下さい。

小規模事業者持続化補助金<一般型>【公募要領】
https://r1.jizokukahojokin.info/files/1915/9013/6604/koubo_r1_ver5.pdf

小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>【公募要領】
https://r2.jizokukahojokin.info/corona/files/3015/9013/7050/koubo_r2c_ver3.pdf

 

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【編集後記】

 

最近メールマガジンの文章の下書きを
音声入力でやるようにしました。

 

パソコンのキーボードで書くと
30分以上もかかるような文章量でも

音声入力だと数分で終わったりで、
かなり効率よくなりました^^

 

iPhoneの音声入力などは、
変換もけっこう正確でおすすめです!

 

このメールへの感想・ご要望はこちらからお待ちしてます。
(税金の個別のご質問については、こちらからは基本的にはお応えできかねますのでご了承ください。)

 

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節税会計士タッキー

公認会計士・税理士

節税会計士タッキー

大学在学中に公認会計士2次試験に合格。 BIG4と呼ばれる日本で最大手の監査法人に3年間勤務。 独立後はプログラミングを独学で勉強し、 ヤフー・アマゾン・楽天の商品の価格を比較する、 価格比較サイトを約10年にわたり運営。 現在では 「会計士・税理士としての会計税務の知識」と 「価格比較サイトを立ち上げ、 個人事業主と法人の両方で事業を行った経験」 をもとに、 父の会計事務所でも働きながら、 主に以下の事業を行っている。 ・税務コンサルティング ・社会保険料コンサルティング ・ウェブ集客コンサルティング 趣味は、ピアノ、筋トレ、プログラミング、短眠。 6歳年上の妻、小学生の娘、息子がいる。

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